ネットワーク管理の採用で企業がまず把握したいと考えるのは、求職者の「技術力」と「コミュニケーション能力」だ。こうした能力を測るために企業がすべき質問と、質問を受けた求職者が答えるべき内容を紹介する。
第2回「『有能なネットワーク管理者に最も重要なスキル』を採用面接で問われたら何と答えるか」に続き、第3回となる本稿も面接官が自社に最適なネットワーク管理者を採用するために面接で質問すべきことと、求職者が答えるべき内容を紹介する。
面接官が求めている人材がプロジェクトマネジャーであれ、ネットワークチームのリーダーであれ、求職者は強力な技術スキルと、同僚とうまく業務を進められるコミュニケーション能力を示す必要がある。面接官は、次のような質問をするはずだ。
こうした質問を受けたとき求職者は、社内の横断的なプロジェクトを通して学んだ知識を答えることが望ましい。例えばWAN(ワイドエリアネットワーク)のアップグレードや、ネットワークセキュリティのプロジェクトが一例だ。こうした事例から面接官は求職者が持つ技術的な専門知識や問題への対処法を知る。
特別なプロジェクトと日常の職務の両方でどのように同僚と協力しているかも求職者は説明すべきだ。IT部門の担当者やエンドユーザーである他部署の従業員、経営幹部とのやりとりをどのようにしているかを話題に出し、プロジェクトを通して求職者がさまざまなニーズにどのように対処してきたかの事例を示すことが望ましい。技術的な課題を同僚とのコミュニケーションを介して解決した経験がある場合は、どのように対処したのかを話せるようにしておくとよい。
加えて面接官は、プロジェクトの課題に対して求職者がどのように向き合うのかを知りたいはずだ。求職者は、リソース不足にもかかわらず新たなリソースを追加できないプロジェクトを計画通り進めるために、技術的課題にどのように取り組んだのかを例示するといい。
業績の良いIT企業でも、技術的な問題は発生する。面接官は、求職者の技術的熟練度やどのような経験を重ねてきたのかを知る必要がある。採用担当者は、求職者とその直近の勤務先がどのように技術的な問題を解決し、対処してきたのかを把握したいと考える。
こうしたとき面接官は、例えばプロキシサーバの設定ミスやネットワーク機器の故障による障害など、過去に生じた技術的問題を振り返るよう求職者に求めよう。面接官が求職者の業務における判断力を把握するのに役立つ。その他に次のような質問もしてみるとよい。
第4回以降は、ネットワーク管理者の面接において、求職者が面接官に対して投げ掛けることが望ましい質問例を紹介する。
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