ネットワーク管理者の採用面接を成功に導く質問回答例【第3回】
ネットワーク管理者が採用面接で技術力と協働力をアピールできる答え方
ネットワーク管理の採用で企業がまず把握したいと考えるのは、求職者の「技術力」と「コミュニケーション能力」だ。こうした能力を測るために企業がすべき質問と、質問を受けた求職者が答えるべき内容を紹介する。
第2回「『有能なネットワーク管理者に最も重要なスキル』を採用面接で問われたら何と答えるか」に続き、第3回となる本稿も面接官が自社に最適なネットワーク管理者を採用するために面接で質問すべきことと、求職者が答えるべき内容を紹介する。
- 面接官がすべき質問(第1回~第3回で紹介)
- 自分のキャリアに関係する新しいトレンドや技術をどのようにしてキャッチアップしていますか(第1回で紹介)
- 有能なネットワーク管理者になるために、最も重要なスキルは何ですか(第2回で紹介)
- 事業継続計画(BCP)および災害復旧(DR)計画の策定と実施の経験を教えてください。策定や実施を通してどのような教訓を得ましたか(第2回で紹介)
- ITプロジェクトに携わったり、管理をしたりしたときに、技術と協働の両面で何を学びましたか
- 設定ミスなどの技術的問題に直面したとき、どのように解決したのかを教えてください
- 求職者がすべき質問(第4回、第5回で紹介)
- IT部門は事業部門とどのように連携していますか(第4回で紹介)
- IT部門の業績評価にどのような指標を用いていますか(第4回で紹介)
- サードパーティーベンダーに業務を委託している場合、委託先の従業員はIT運用においてどのような役割を果たしていますか(第4回で紹介)
- 技術研修はIT部門にとって重要な要素だと考えますか。研修費用は従業員の自己負担ですか、それとも会社負担ですか(第5回で紹介)
- 今後1年から2年の間に会社が最優先するプロジェクトや技術投資は何ですか(第5回で紹介)
面接官がすべき質問4.ITプロジェクトに携わったり、管理をしたりしたときに、技術と協働の両面で何を学びましたか
面接官が求めている人材がプロジェクトマネジャーであれ、ネットワークチームのリーダーであれ、求職者は強力な技術スキルと、同僚とうまく業務を進められるコミュニケーション能力を示す必要がある。面接官は、次のような質問をするはずだ。
- 携わったプロジェクトで新しい技術スキルを習得しましたか
- 予算超過につながる遅延に直面しましたか。その根本的な原因は何でしたか
- あなたはチームで働くことが好きですか、あるいは1人で働く方が好きなタイプですか
こうした質問を受けたとき求職者は、社内の横断的なプロジェクトを通して学んだ知識を答えることが望ましい。例えばWAN(ワイドエリアネットワーク)のアップグレードや、ネットワークセキュリティのプロジェクトが一例だ。こうした事例から面接官は求職者が持つ技術的な専門知識や問題への対処法を知る。
特別なプロジェクトと日常の職務の両方でどのように同僚と協力しているかも求職者は説明すべきだ。IT部門の担当者やエンドユーザーである他部署の従業員、経営幹部とのやりとりをどのようにしているかを話題に出し、プロジェクトを通して求職者がさまざまなニーズにどのように対処してきたかの事例を示すことが望ましい。技術的な課題を同僚とのコミュニケーションを介して解決した経験がある場合は、どのように対処したのかを話せるようにしておくとよい。
加えて面接官は、プロジェクトの課題に対して求職者がどのように向き合うのかを知りたいはずだ。求職者は、リソース不足にもかかわらず新たなリソースを追加できないプロジェクトを計画通り進めるために、技術的課題にどのように取り組んだのかを例示するといい。
面接官がすべき質問5.設定ミスなどの技術的問題に直面したとき、どのように解決したのかを教えてください
業績の良いIT企業でも、技術的な問題は発生する。面接官は、求職者の技術的熟練度やどのような経験を重ねてきたのかを知る必要がある。採用担当者は、求職者とその直近の勤務先がどのように技術的な問題を解決し、対処してきたのかを把握したいと考える。
こうしたとき面接官は、例えばプロキシサーバの設定ミスやネットワーク機器の故障による障害など、過去に生じた技術的問題を振り返るよう求職者に求めよう。面接官が求職者の業務における判断力を把握するのに役立つ。その他に次のような質問もしてみるとよい。
- 業務において技術的問題を発見したことがありますか
- 問題を発見した場合、その問題を解決するためにあなたはどのような役割を果たしましたか
- その知識を当社の業務に生かせますか
第4回以降は、ネットワーク管理者の面接において、求職者が面接官に対して投げ掛けることが望ましい質問例を紹介する。
TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
事例
[サイボウズ株式会社] DXに必要な「Dスキル」「Xスキル」を持った人材を育成するには? -
市場調査・トレンド
[サイボウズ株式会社] データで見る、DXが「順調に進む企業」と「つまずく企業」の違い -
製品資料
[サイボウズ株式会社] 賛否が割れがちな「Notesからの移行」 新環境への移行を納得してもらうには? -
事例
[ServiceNow Japan合同会社] 農林中金に学ぶ内製開発 処理効率を約2倍に高めAI活用も加速させた方法とは? -
事例
[ServiceNow Japan合同会社] NTTグループのデジタル変革術、17万人が利用する決裁プロセス刷新の全貌
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
「VMware離れ」は本当か 3000社がVCF 9にかじを切った現実的な理由
-
2
「Microsoft 365」が乗っ取られる 跡形もなくMFAを破る手口
-
3
MS月例パッチが1000件突破 人手不足の情シスを襲う「月1回メンテ」の崩壊
-
4
「Microsoft一択」で本当にいいのか 知らぬ間にライセンス費用が膨らむ真相
-
5
100億円の「Linux更新」を回避 みずほ銀行が選んだ“おきて破り”のRHEL延命策
-
6
「AI活用を前提とした業務PCへの移行」に関するアンケート
-
7
AI基盤は本当に「オンプレ回帰」する? Broadcomの言い分と企業の本音
-
8
Oracle巨大ITプロジェクトはなぜつまずいたのか 8年で導入1割、追加で170億ドル
-
9
Microsoft製品でここまで自動化できる 情シスがやめられる手作業10選
-
10
「OSの選定・導入」に関するアンケート
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
生成AIのハルシネーションを防止 回答精度を高めるセマンティックレイヤーとは
-
2
AIエージェントで多様な日常業務を効率化するための入門ガイド
-
3
5回聞くだけじゃ足りない? トヨタ式「なぜなぜ分析」の正しい実践方法
-
4
AIが「わざわざ使うツール」になっていない? 業務で自然に使う導線にする秘訣
-
5
JR西日本ITソリューションズが「監視業務の属人化」を解消した方法とは?
-
6
「脱Excel」か「Excel快適化」か? 現場にやさしい業務改善の進め方
-
7
インシデント対応工数を約3割削減、東京ガスの事例に学ぶ監視体制刷新のコツ
-
8
マンガで解説:「ゼロトラスト」「SASE」の必要性とメリット
-
9
5分で分かる「セキュア大容量ファイル転送サービス」の機能とメリット
-
10
情報セキュリティ対策早分かりガイド:25の自社診断で弱点と解決策を理解
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー