デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する動きは広がっているものの、それぞれの企業が進めるDXの実態はさまざまだ。そもそもDXとは何なのか。定義を専門家に聞いた。
エリック・キンバーリング氏は、コンサルティング会社Third Stage Consulting Groupの創設者兼最高経営責任者(CEO)だ。キンバーリング氏はデジタルトランスフォーメーション(DX)の戦略立案と実践について複数の企業と意見を交換し、DXの成功と失敗を分ける要素についての知見を収集している。
キンバーリング氏は2022年2月、Third Stage Consulting Groupが主催するバーチャルカンファレンス「Digital Stratosphere 2022」の講演に登壇し、「DXの成否を分けるポイント」に関する自身の考えを述べた。本連載は、その詳細を紹介する。
DXという言葉の意味は、まだ曖昧だ。キンバーリング氏は「技術、ビジネスプロセス、組織の変革を組み合わせて、企業に変化を促すことがDXだ」と広く定義している。DXの追求には、さまざまなアプローチがある。具体例は以下の通りだ。
幾つもの企業と対話をする中でキンバーリング氏が気付いたのは、DXの成功には強いリーダーシップと健全な戦略が不可欠だということだ。プロジェクトの定義が不十分だったり、“輝かしい新技術”に目がくらんでしまったりすると、プロジェクトを危険にさらすことも分かった。
第2回はDXにおける3つの段階と、最終段階に至るまでに陥りがちな「わな」について解説する。
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