Windowsの「リモートデスクトップ」でWebカメラが使えないときは、リモートデスクトップに関する設定に問題がある可能性がある。どのような設定が影響するのか。設定変更時の注意点とは。
ローカルデバイスで別のデバイスのデスクトップを操作する「リモートデスクトップ」は、MicrosoftのクライアントOS「Windows」の主要な機能だ。リモートデスクトップでWebカメラが利用できない場合、何をすればよいのか。トラブルシューティングの手順のうち、4つ目を紹介する。
リモートデスクトップでWebカメラが利用できなくなったときは、「リモートデスクトップ接続」や、サードパーティーのリモートデスクトップソフトウェアの設定を調べるとよい。リモートデスクトップ接続は、リモートデスクトップを使うための標準クライアントアプリケーションだ。
ビデオ再生やオーディオ、周辺機器のリダイレクトに関するグループポリシーの設定が原因で、エンドユーザーがWebカメラを適切に利用できないことがある。IT管理者は、Webカメラ関連の設定を注意深く監視しなければならない。
サードパーティーのデスクトップ仮想化ソフトウェアを使用している場合、IT部門はさらに詳細な追加設定ができる。こうした追加設定により、Webカメラに加えてUSBやBluetoothといった接続方法が意図せずに無効化されたり、設定変更が起きたりする可能性がある。
リモートデスクトップのトラブルシューティング中に設定を変更する場合や、リモートデスクトップの接続先サーバに1回限りの変更を加える場合、IT管理者は細心の注意を払う必要がある。IT管理者がリモートデスクトップに関する「グループポリシー」(エンドユーザーやデバイスごとの設定を一元管理する仕組み)の設定に一時的な変更を加えたときは、すぐに元に戻すようにする。それが不可能な場合、IT管理者は元の設定を適用した、新しいリモートデスクトップの接続先サーバを用意する。
次回は5つ目の手順を紹介する。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
製造業の8割が既存顧客深耕に注力 最もリソースを割いている施策は?
ラクスは、製造業の営業・マーケティング担当者500人を対象に、新規開拓や既存深耕におけ...
「生成AIで作った広告」が物議 そのとき、コカ・コーラはどう動いた?
生成AIを広告制作に活用し、議論を呼んだCoca-Cola。この経験から何を学んだのか。
新規顧客獲得と既存顧客のLTV向上、それぞれのCRO(コンバージョン率最適化)について
連載第4回の今回は、新規顧客の獲得と既存顧客のLTV(顧客生涯価値)、それぞれのCRO(コ...