Windowsの「リモートデスクトップ」でWebカメラが使えないときは、リモートデスクトップに関する設定に問題がある可能性がある。どのような設定が影響するのか。設定変更時の注意点とは。
ローカルデバイスで別のデバイスのデスクトップを操作する「リモートデスクトップ」は、MicrosoftのクライアントOS「Windows」の主要な機能だ。リモートデスクトップでWebカメラが利用できない場合、何をすればよいのか。トラブルシューティングの手順のうち、4つ目を紹介する。
リモートデスクトップでWebカメラが利用できなくなったときは、「リモートデスクトップ接続」や、サードパーティーのリモートデスクトップソフトウェアの設定を調べるとよい。リモートデスクトップ接続は、リモートデスクトップを使うための標準クライアントアプリケーションだ。
ビデオ再生やオーディオ、周辺機器のリダイレクトに関するグループポリシーの設定が原因で、エンドユーザーがWebカメラを適切に利用できないことがある。IT管理者は、Webカメラ関連の設定を注意深く監視しなければならない。
サードパーティーのデスクトップ仮想化ソフトウェアを使用している場合、IT部門はさらに詳細な追加設定ができる。こうした追加設定により、Webカメラに加えてUSBやBluetoothといった接続方法が意図せずに無効化されたり、設定変更が起きたりする可能性がある。
リモートデスクトップのトラブルシューティング中に設定を変更する場合や、リモートデスクトップの接続先サーバに1回限りの変更を加える場合、IT管理者は細心の注意を払う必要がある。IT管理者がリモートデスクトップに関する「グループポリシー」(エンドユーザーやデバイスごとの設定を一元管理する仕組み)の設定に一時的な変更を加えたときは、すぐに元に戻すようにする。それが不可能な場合、IT管理者は元の設定を適用した、新しいリモートデスクトップの接続先サーバを用意する。
次回は5つ目の手順を紹介する。
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