他のプログラミング言語に慣れ親しんでいる開発者の目に、「Java」はどう映るのか。Javaを初めて使ったときに感じる可能性がある、「Python」「JavaScript」との違いと共通点を取り上げる。
プログラミング言語および開発・実行環境「Java」は、他のプログラミング言語と異なる特徴を持つ。私が初めてJavaに触れた際に気付いた教訓11個のうち、7つ目から9つ目を紹介する。
「Python」や「JavaScript」などのスクリプト(簡易プログラム)言語は、ソースコードの各行の末尾にセミコロンを必要としない。Javaではセミコロンが必要だ。Javaでは、全ての行がセミコロンで終わる。JShellは例外で、行末のセミコロンは省略可能だ。
JavaScriptでは、文字列のリテラル(定数)を一重引用符でも、二重引用符でも囲むことができる。Javaでは、文字リテラルの場合は一重引用符で囲むものの、文字列リテラルの場合は二重引用符で囲む。一重引用符の中に文字列リテラルを入れると、ソースコードをコンパイル(実行可能ファイルに変換)できない。
プロパティ(設定値)やメソッド(処理)の集合体であるオブジェクト。その中身のプロパティやメソッドを呼び出すために、Javaではドット(.)を用いる。これはPythonやJavaScript、プログラミング言語「C++」でも同様だ。こうしたプログラミング言語に慣れている人なら、Javaの構文にすぐになじめると考えられる。
第5回は、10個目と11個目の教訓を紹介する。
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