テレワークには通勤時間がなくなる、勤務場所を自由に選べるといったメリットがある半面、人脈を維持・構築しにくくなるというデメリットがある。テレワークで消えてしまった人脈を再構築する9つの方法とは。
通勤時間がなくなることや、勤務場所を自由に選択できることなど、テレワークにはさまざまなメリットがある。一方で従業員同士のコミュニケーションが減り、人間関係が希薄になるといったデメリットがある。テレワークで消えてしまった人脈を再構築するにはどうすればいいのか。9つの方法を紹介する。
働いている業界向けのオンラインコミュニティーや交流イベントに参加して、気の合う同業者とつながりを持つのも一つの手だ。
Meta Platformsの「Facebook」やビジネス向けSNS「LinkedIn」では、同じ業種やテーマに興味を持つ人が集まって意見交換や人脈を構築するための交流の場「グループ」を利用できる。コラボレーションツール「Slack」やイベントプラットフォーム「Meetup」、ソーシャルニュースサイト「Reddit」も、人脈を広げようとしているテレワーカー向けのツールだ。
ウェビナーやポッドキャストをはじめとするオンラインのイベントに参加して、人脈を広げたり業界の最新動向を把握したりもできる。オンラインイベントの中には、個人間で交流できる時間を設けているものがある。例えばWeb会議の参加者を少人数のグループに分けるZoomの「ブレークアウトルーム」機能を使った少人数のグループワークは、社外の人脈作りのチャンスだ。
オンラインでコーヒーブレークの時間を作り、遠隔地にいる従業員同士でも、ウオーターサーバのそばで立ち話するような時間を再現することもできる。例えば以下のアプリケーションを使うことが可能だ。
ビデオ通話で雑談しながら個人的な話や近況報告を共有すれば、従業員同士で親密な関係を築いたり、仲間意識や信頼を育んだりできる。メールやテキストメッセージよりも相手の表情や声のトーンを読み取りやすいのもビデオ通話の強みだ。
コラボレーションツール「Zoom」やWeb会議ツール「Google Meet」といったコミュニケーションツールを使って、オンラインでレクリエーションを実施するのも一考だ。例えばクイズ大会や料理教室を開催して、従業員の帰属意識や協力を促すことができる。
業務外の専門知識を使って同僚に貢献することが従業員間の関係構築につながる場合もある。例えばグラフィックデザインの専門知識を使って、同僚の資料作成を手伝う。離れていても共通の目的に貢献することで、従業員の間の連帯感やチームワークを育むことができる。
ランチを兼ねたオンライン会議を開催することで、同じ部門や他部門の同僚と、業界の動向について気軽に情報交換ができるようになる。専門的な知識を持つゲストを招いてワークショップやプレゼンテーションを実施するのもよい。
時には直接会って交流することも大切だ。住んでいる地域の集まりや業界イベントに参加したり、近所に住む同僚とランチやお茶の時間を持ったりすることも交流の機会になり得る。
WeWork Companies(Weworkの名称で事業展開)やInternational Workplace Group傘下のRegusが提供するコワーキングスペースを交流の場として活用することもできる。こうしたスペースにはラウンジや会議室、コラボレーションゾーンといった共有エリアがあり、会員同士が一緒に作業できる場合がある。一部のコワーキングスペースは会員間の紹介を推進しており、人脈作りに活用できる。
交流の場に参加した後に互いの連絡先を交換できるようにするのも大切な取り組みだ。感謝のメッセージや知見を共有することが長期的な人脈形成に役立つ。
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