巨象も学ぶ――大企業がスタートアップから得られる「小さく始める」コツ小規模チームならではの戦い方がある

スタートアップ企業と同様の考え方を持つことで、巨象のような大企業も俊敏に動けるかもしれない。創業期の企業から得られる教訓を幾つか紹介する。

2016年12月28日 12時00分 公開
[John MooreTechTarget]

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Soundsgood APIとクラウドを利用してプレイリストサービスを立ち上げたフランスのスタートアップ「Soundsgood」(画像は同社Webサイトより)《クリックで拡大》

 デジタルビジネス時代に生き残り、ひいては成功することを目指している企業は、特別委員会やプロジェクトタスクフォースをまた1つ設置したり、大企業ならではの慣習を守ったりすることはやめた方がよさそうだ。

 幅広い業種の経営幹部が、そうしたこととは逆の方向に成功への道があると考えている。その道を進むには、スタートアップ(ベンチャー企業)のメンタリティを見習うべきだ。デジタル企業は急成長しており、プラットフォームビジネスを展開している企業はとりわけ成長が目覚ましい。例えば、ライドシェア(相乗り)サービスを手掛けるUberは2011年設立で、2015年12月に利用実績が10億回を超えた。大手企業は、新興企業から市場を守るには、お役所的な体質に陥ったり、しゃくし定規な仕事のやり方を続けたりしてはいられないことを理解し始めている。

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