2019年09月11日 08時00分 公開
特集/連載

なぜ従来型WANからSD-WANに移行する必要があるのか従来型WANでは駄目な理由

従来型WANではパフォーマンスの課題や運用の問題に直面する。さらに安全性が低下するという。それはなぜか。しかし、単にSD-WANを導入すればいいということではない。SD-WANには何が必要なのか。

[Aaron Tan,Computer Weekly]

 IDCによると、SD-WANインフラとサービスの全世界収益は、年平均成長率69.6%で増加している。2021年にはこれが80億5000万ドル(約8500億円)に達するという。

 アジア太平洋地域では、ソフトウェア定義WAN(SD-WAN)に切り替える企業が増えている。特に東南アジアでは、約56%の企業がSD-WANを既に導入しているか、導入を計画している。IDCによると、SD-WANの導入を促す要因として、こうした企業の30%近くがポリシーベースの制御、WAN最適化といった機能を挙げているという。

 だが基盤となる帯域幅が不十分だとSD-WANのメリットは得られない。こう指摘するのは、Tata Communicationsでグローバルネットワークサービス部門のバイスプレジデントを務めるソン・トー氏だ。企業がクラウドサービスの利用を拡大するには、品質が十分に高い帯域幅に投資する必要があることは依然変わらないというのが同氏の意見だ。

 「パフォーマンスが低く、60%の時間しか接続されないネットワークを基盤にSD-WANを展開しても役に立たない。有効なのは、ニーズと接続品質に基づいてトラフィックを管理する制御層を用意することだ。だが、タダでは手に入らない」(トー氏)

 同氏は、SD-WANへの移行時に古いネットワーク機器を新しい機器に置き換えるだけでは駄目だとも警告する。




続きを読むには、[続きを読む]ボタンを押して
会員登録あるいはログインしてください。






ITmedia マーケティング新着記事

news133.jpg

アレン・マイナー氏×境真良氏 「日本企業的DX」の神髄とは何か
異色の大物対談で語られたDX(デジタルトランスフォーメーション)の核心とは何か。

news059.jpg

世界のCMOの62%が今後1年間マーケティング予算は削減か横ばいと回答――電通インターナショナル調査
電通インターナショナルが世界規模で実施した「CMO調査2020」の結果です。

news017.jpg

HubSpotとWeWork 世界の成長企業が新しい日常で実践するスマートな働き方
ニューノーマル時代に企業が成長し続けるためのヒント。