日本でも販売してほしい
「スマートな」ホームカメラ「Ranger IQ」のある快適生活
Imouの「Ranger IQ」は魅力的なホームカメラだ。人間を識別して自動追尾し、異常な行動があればアラートを発する。会話もできるのでコミュニケーションにも使える。
全ての家庭用ネットワークカメラ(以下ホームカメラ)が5GHzに対応しているわけではないのをご存じだろうか。知らなくても気にすることはない。筆者もそうだった。2020年に試そうとしていたカメラに20回近くパスワードを入力してみて、初めてそのことを知った。
幸い、Imouの「Ranger IQ」(YouTubeの紹介ビデオ)にはあらゆるネットワークに対応するスマートさがある。この「スマート」という言葉はImouにとっては重要だ。同社のホームカメラと比べて、他社製品は「スマートではない」という意思表明につながる。
パン&チルト
Ranger IQが本当に魅力的なのは接続が非常に簡単で、専用アプリが非常に使いやすい点にある。だがそれだけではない。実に強力な「パン&チルト」機能により、360度近く見渡せる点も魅力的だ(訳注:チルトは0~90度)。
厳密に言えば、パン(回転)するのは355度だ。そしてRanger IQには土台が必要で、土台までは録画できない。
だが、これは次のように言い換えることもできる。Ranger IQは撮影範囲が非常に広いため、他のホームカメラ2~3台分の役目を果たせる可能性がある。広範囲をカバーするので的確な設置場所を長々と時間をかけて考える必要はない。
「Android」と「iOS」に対応し、Imouのクラウドサービスを利用して1080pのフルHD解像度で映像をライブ視聴、保存、再生できる。
同社はRanger IQを「Artificial Internet of Things」(AIoT)型家庭用監視カメラと呼んでいる。検出ソフトウェアを使って自動的に人間に焦点を合わせて識別・認識するためだ。
「その上、Ranger IQはターゲットを追跡しながらライブストリーミングと録画を同時に実行できる。つまり、宅内を動き回るターゲットの行動を記録する。人間と動物を区別することも可能だ。そのため特にペットの飼い主は、誤報の心配が無用になる」と同社はプレスリリースで説明している。
映像は非常に鮮明だ。専用アプリでピンチすれば拡大することもできる。ソニーの「Starlight」センサーを内蔵しているおかげで、暗い場所でも鮮明な映像を提供する。この映像技術により、低光量条件下でも鮮やかなフルカラーのストリーミングを実現する。
型破りな機能性
Ranger IQが本当に優れているのはその機能性にある。
ユーザーインタフェースが直感的ではないIoT機器は実に多い。Ranger IQの場合、プライバシーのために自宅でカメラシールドを有効にしたいと考えたなら、最も目立つボタンにその機能がある。画面をタップすると多方向の仮想ジョイスティックアイコンが表示される。それを使ってカメラをさまざまな方向に向けることが可能だ。
Ranger IQはImouの各種動作感知器、警報器、ドアセンサーに接続できる。これらを使えばユーザーの自宅での習慣をRanger IQが理解し、異常な行動を検知したときにアラートを送信する。組み込みの警報器で招かれざる客を追い払うように設定することも可能だ。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)によるロックダウン中に、筆者は生活必需品を購入するためスーパーに買い物に行った。すると、買い物客の列が思ったより長いことに気が付いた。自宅にいるパートナーはスマートフォンもPCもオフにしていた。そこで、筆者はRanger IQの「Two-Way Talk」(双方向会話)機能を使って、自宅のマンションにメッセージを「大声で」伝えた。
愛犬がいるなら、そのペットに話し掛けるのにも使える。
Ranger IQは組み込みの警報器を介して異常音を検出する。赤ちゃんの泣き声やガラスが割れた音など、何か普通ではない音が聞こえたらユーザーのスマートフォンにアラートを送信する。そのため、自宅にいなくてもそこで起きていることを絶えず把握できる。
「Alexa」や「Googleアシスタント」などのスマートアシスタントにも対応している。これらを使って指1本動かすことなくカメラを操作できる。
これは素晴らしいIoTスマートホームカメラだ。「Piper」(Icontrol Networks)や「Hive」(Hive社)といった類似製品よりも大きく進歩している。加えて、「Ranger」という名前も『ロード・オブ・ザ・リング』(原題:The Lord of the Rings)に登場する野伏(レンジャー)のアラゴルンみたいで、気に入らないはずがない。
本稿執筆時点のAmazon.co.ukでの価格は85.99ポンド(単純なレート変換では約1万1100円)になっている。
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Computer Weekly日本語版
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