2020年08月03日 08時00分 公開
特集/連載

Wi-Fiの安全な相互接続を目指すWBA OpenRoamingどこでもWi-Fiは実現するか

Wireless Broadband Allianceが、Wi-Fiを相互接続してWi-Fiネットワーク間を自由に行き来できるようにする取り組みを開始した。WBA OpenRoamingによって何が実現するのか。

[Joe O’Halloran,Computer Weekly]
iStock.com/Tonktiti

 Wi-Fi 6Eの登場に伴い、Wireless Broadband Alliance(WBA)はWi-Fiエコシステムを構成する全ての組織に対して、世界中で利用可能なWi-Fiのフェデレーション「WBA OpenRoaming」への参加を呼び掛けている。

 WBAの目的は、グローバルなワイヤレスエコシステムにおいてWi-Fiを通じて「シームレス」に相互運用できるサービスエクスペリエンスを推進することだ。そのためにサービスプロバイダー、テクノロジー企業、その他ワイヤレスエコシステムに関わる組織の連携実現に尽力している。

 WBA OpenRoamingは、何十億台もの機器を自動的かつ安全にWi-Fiネットワークに接続できるようにすることを企図しており、世界標準に従ったアプローチによって公衆Wi-Fi接続の障壁を取り除き、ワイヤレスエコシステムの利便性とセキュリティを向上させる取り組みを行う。

 WBAによれば、WBA OpenRoamingによってWi-Fiが簡素化され、携帯電話のローミングのようなエクスペリエンスが実現するという。WBA OpenRoamingに参加する企業のエンドユーザーは、他メンバーが管理するWi-Fiネットワークに自動的に接続できるという。つまり、Wi-Fiユーザーが再登録やサインインを何度も行うことなくネットワーク間を移動できるようになる。

 WBA OpenRoamingのフレームワークと規格は、幾つかの重要な機能に基づいている。クラウドフェデレーションはネットワークとIDのグローバルデータベース、動的検出、WRIX(Wireless Roaming Intermediary Exchange:訳注1)によって実現する。サイバーセキュリティは公開鍵基盤とRadSec(訳注2)で構成され、証明書ポリシーや管理/仲介サービスを提供する。ネットワーク自動化は自動ローミングコンソーシアムフレームワークとポリシー、Wi-Fi CERTIFIED Passpoint(訳注3)によってサポートされる。




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