製品や技術を世に広める
“陽キャ”なプロ開発者「デベロッパーアドボケート」とは? 転身できる4条件
コーディングが好きで、ITに関する知識を誰かに伝えたいと思っている人は「デベロッパーアドボケート」の適正がある。どのような役割を持ち、どのような人が向いているのか。
ソフトウェア開発組織は、自社製品が人気を博し、広く普及するように、開発者やエンドユーザーに自社製品をアピールする必要がある。そこで「デベロッパーアドボケート」の出番となる。
デベロッパーアドボケートは、製品を潜在ユーザーに紹介したり、製品の新しい使い方をベテランユーザーに知らせたりといった幅広いミッションを担う人だ。製品の支持を集めるために、技術のエキスパートとしてカンファレンスでの講演や会合、対面トレーニングなどを通じて、開発者コミュニティーと交流する役割がある。
「デベロッパーアドボケート」とは? なるための“あの条件”
デベロッパーアドボケートとして開発者コミュニティーに身を置いている人は総じて、根っからのエンジニアだ。プログラムを書いたり、最新技術を扱ったりするのを好む。技術のファンであり、技術を学ぶ必要がある人に技術を教えるのが好きな人だ。
自分が薦め、アピールする技術を楽しめることが、デベロッパーアドボケートにとって理想的な状態だと言える。デベロッパーアドボケートの仕事は営業活動ではなく、あくまでファンを増やすことだ。製品や技術への純粋な情熱があれば、自然とその“熱”を広げることができる。
あなたが開発者からデベロッパーアドボケートに転身しようと考えているなら、以下の4つの条件に当てはまるかどうかを考える必要がある。
条件1.デベロッパーアドボケートはマーケターではない
開発者と直接話す立場にあるデベロッパーアドボケートは、開発者に響く話ができる必要がある。開発者は抽象的な宣伝文句ではなく、技術の詳細や、技術によってビジネスがどう変わるかを聞きたいと考える。
条件2.開発スキルを維持する必要がある
API(アプリケーションプログラミングインタフェース)によるシステム連携を手掛けるソフトウェア開発組織のデベロッパーアドボケートであれば、API連携のサンプルプログラムをすぐに作成できなければならない。自社製品の実務に通じている必要もある。
条件3.人と仕事することを楽しむ必要がある
他人とコミュニケーションを取り、他人をサポートすることもデベロッパーアドボケートの役目だ。あなたの望みが、部屋にこもってコーディングをし、誰とも話さないことなら、デベロッパーアドボケートには向かない。
条件4.人前で話すことも楽しむ必要がある
デベロッパーアドボケートは、カンファレンスやイベントで登壇して技術について話したり、メディアに露出したりする機会がある。そうした場ではプレゼンテーションやデモを作成し、披露しなければならない。
需要はあるのか
デベロッパーアドボケートの仕事には需要がある。ソフトウェア開発部門は、マーケティングや営業を通じた訴求ではなく、エンドユーザーが受け入れやすく利用しやすい形式で技術や製品を提供する方法を探している。こうしたニーズを背景に、デベロッパーアドボケートの仕事が生まれた。
他人を手助けすること、人と仕事をすること、開発者としてのスキルを維持することが楽しければ、デベロッパーアドボケートは魅力的な仕事だ。
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