「AWS SSO」「AWS Control Tower」の機能とは? AWSのクラウドIAMAWSの「クラウドIAM」7選【後編】

AWSはさまざまなクラウドIAMをそろえる。その中から、各種クラウドサービスへのシングルサインオン(SSO)を実現する「AWS SSO」と、複数のAWSアカウントを管理・監視する「AWS Control Tower」の特徴を説明する。

2021年06月10日 05時00分 公開
[Ernesto MarquezTechTarget]

 Amazon Web Services(AWS)の同名クラウドサービス群のユーザー企業は、本番用や開発用といった用途に応じて複数のAWSアカウントを利用することが可能だ。AWSは複数のAWSアカウントの管理にかかる負担を軽減するために、複数の「IAM」(IDおよびアクセス管理)のクラウドサービス(以下、クラウドIAM)を提供している。中編「AWSアカウントの一元管理に役立つ『AWS RAM』と『AWS Organizations』とは」に続く本稿は、AWSのクラウドIAM「AWS Single Sign-On」(AWS SSO)と「AWS Control Tower」の特徴を説明する。

AWS Single Sign-On(AWS SSO)

 AWS SSOは、複数のアプリケーションへの一括ログイン(SSO:シングルサインオン)を可能にする。ユーザー企業がAWSでホストするアプリケーションに加え、Salesforce (salesforce.com)のCRM(顧客関係管理)サービス「Salesforce」、Microsoftのクラウドオフィススイート「Microsoft 365」(Office 365)などのサードパーティー製アプリケーションをSSOの対象にできる。

 Microsoftの「Active Directory」「Azure Active Directory」、Oktaの「Okta Universal Directory」などのディレクトリサービスとAWS SSOを連携させることも可能だ。これにより、ユーザー企業が各ディレクトリサービスで管理するエンドユーザーも、AWS SSOによるSSOを利用できるようになる。

 ユーザー企業はAWS SSOとAWSアカウント管理サービスの「AWS Organizations」を連携させることで、エンドユーザーがアクセスできるAWSアカウントや各エンドユーザーのアクセス権限を設定できる。AWS Organizationsは、複数のAWSアカウントが持つ全てのアクセス権限を管理する。AWS SSOは管理対象のエンドユーザーに対して、AWS Organizationsで管理するアクセス権限を割り当てる。

 管理者はAWS SSOの管理コンソールから、エンドユーザーがアクセスできるAWSアカウントと、それぞれのAWSアカウントがアクセスできるシステムを設定できる。これによりエンドユーザーは各AWSアカウントに対して、個別にログインする必要がなくなる。

AWS Control Tower

 AWS Control Towerは、ユーザー企業がAWS Organizationsで設定した複数のAWSアカウントをまとめて管理するためのサービスだ。複数のAWSアカウントにおけるAWSサービスの利用を一元的に管理するポリシーを作成し、適用する。

TechTarget発 先取りITトレンド

米国TechTargetの豊富な記事の中から、最新技術解説や注目分野の製品比較、海外企業のIT製品導入事例などを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news058.jpg

Z世代が旅に求める「令和的非日常」とは?
JTBコミュニケーションデザインと伊藤忠ファッションシステムが、Z世代の旅に関する意識...

news094.jpg

電通が「AI×クリエイティブ」の強みを生かしたビジネスコンサルティングサービスを提供開始
電通は「AI×クリエイティブ」で企業の事業やサービスの開発を支援する新サービス「AIQQQ...

news053.jpg

「docomo Ad Network」 高LTVユーザーのみに広告配信ができる顧客セグメントを追加
D2Cは顧客生涯価値が高くなることが見込まれるセグメントを抽出し、新たなセグメント情報...