ストレージの電力使用量を減らすには、ストレージがどのような方法でデータを読み書きしているのかを知ることが重要だ。環境に優しいストレージ運用に必要な、基本的な知識を整理する。
中編「ストレージの電力使用量を下げる具体的な方法 『クラウドで解決』実は難しい?」に引き続き、本稿はストレージの電力使用量を低下させるための具体策を紹介する。本稿が注目するのは、電力使用量に直結する媒体ごとの特性だ。
例えばHDDはディスクを回転させ、アームをディスク表面で前後に動かすために電力を必要とする。HDDは熱を発するので、冷却するための空調設備の電力も要る。ここでは媒体ごとの特性を踏まえ、電力使用効率の高いストレージ運用につながるポイントを紹介する。
HDDを使用していないときに、低電力モードに切り替えられるストレージを導入する。HDDに限った話ではないが、複数のサーバをサーバ仮想化によって1台に集約することでハードウェアの数を減らせる。
SSDは電流信号でデータの読み書きをするため、HDDのアームのような可動部がない。そのため電力使用効率が比較的高い。
テープストレージは、テープ自体は発熱しないため、低消費電力ストレージ(グリーンストレージ)の代表格となる。ただしテープドライブや関連ハードウェアは発熱して電力を消費する。
既存のストレージをより環境に配慮したものに変えるためには、下記の取り組みが有効になる。
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