“有名ブランド”になりたい中小企業は「モバイルアプリ」をこう生かすべし中小企業にモバイルアプリが必要な7つの理由【後編】

顧客との接点として地位を確立したモバイルアプリケーション。中小企業が顧客と関わり合い、マーケティング活動を成功に導く上で、モバイルアプリケーションはどう役立つのか。

2022年08月22日 08時15分 公開
[Andrew FroehlichTechTarget]

 中小企業(SMB)にとって、カスタマーエクスペリエンス(CX:顧客経験価値)の強化にモバイルアプリケーションが有用な理由は幾つかある。その7つの理由を取り上げる本連載の後編となる本稿は、4つ目から7つ目の理由を解説する。

理由4.ブランド認知度の向上

 モバイルアプリケーションのプッシュ通知は、自社と顧客とのエンゲージメント(深いつながり)を長期にわたって維持することに活用できる。SMBはモバイルアプリケーションのプッシュ通知を利用して、製品に関するニュースやプロモーション情報を顧客に提供可能だ。位置情報やモバイルアプリケーションの利用履歴などの情報を用いた、きめ細かなターゲット設定も選択肢となる。

 適切なプッシュ通知は、自社のブランドや製品を顧客の心に直接訴えかけるのに役立つ。ブランド認知度の向上は、収益の増加につながる。

理由5.オムニチャネルの実現

 「オムニチャネル」は、チャネル(顧客との接点)を限定せず、異なるデバイス間でのシームレスなショッピングを顧客に提供する。SMBは、モバイルアプリケーションを通じたショッピングを可能にすることで、顧客のオムニチャネル体験を向上させることができる。

理由6.顧客との関係の可視化

 顧客の考え方を理解するのは簡単ではない。企業はこれまで、顧客との関係をモニタリングするためにアンケートを利用してきた。近年のモバイルデバイスの普及によって、企業はモバイルアプリケーションでも顧客との関係をモニタリングできるようになった。SMBは、顧客がモバイルアプリケーションを利用する頻度を監視することで、顧客が関心を示したマーケティング活動を特定できる。モバイルアプリケーションを通じて顧客の意見を収集することも可能だ。こうした情報は、顧客と良好な関係を築き、その関係を維持するのに役立つ。

理由7.データマイニングの実現

 モバイルアプリケーションは、データマイニングのチャンスをもたらす。SMBは、モバイルアプリケーションを通じて収集したデータを分析し、顧客の購買パターンや、マーケティング活動に対する顧客の反応を予測できる。モバイルアプリケーションのデータと、ソーシャルメディアサービス(SNS)や顧客とのやりとりなどから入手したデータを組み合わせて分析すれば、顧客の関心や購入傾向をより詳しく調べることが可能だ。

TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス

米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news112.jpg

「インクルーシブマーケティング」実践のポイントは? ネオマーケティングが支援サービスを提供
ネオマーケティングは、インクルーシブマーケティングの実践に向けたサービスを開始した...

news135.jpg

Xが新規アカウントに課金するとユーザーはどれほど影響を受ける? そしてそれは本当にbot対策になるのか?
Xが新規利用者を対象に、課金制を導入する方針を表明した。botの排除が目的だというが、...

news095.jpg

Googleの次世代AIモデル「Gemini 1.5」を統合 コカ・コーラやロレアルにも信頼される「WPP Open」とは?
世界最大級の広告会社であるWPPはGoogle Cloudと協業を開始した。キャンペーンの最適化、...