Dellは同社製PCをサブスクリプションサービスとして利用可能にするPCaaS「Dell PC as a Service」を提供している。どのようなPCaaSなのか。主な特徴を紹介しよう。
PCベンダーの間で、PCのサブスクリプションサービス「PCaaS」(PC as a Service)を提供する動きがある。各ベンダーはPCaaSを提供することで、ユーザー企業のPC管理負荷の軽減を狙う。
ベンダーによってPCaaSのサービス内容は異なる。本稿は、Dell TechnologiesのPCaaSを詳しく説明する。
Dell Technologiesの「Dell PC as a Service」は、同社のノートPCやデスクトップ、ワークステーション、ソフトウェアに加えて、PCの導入支援やメンテナンス、アセットリカバリー(デバイスの廃棄)、セキュリティなど、ライフサイクル管理に必要なサービスが含まれる。
利用規模に応じて、Dell TechnologiesはDell PC as a Serviceに「PC as a Service for Business」「PC as a Service for Enterprise」という2つのプランを用意する。PC as a Service for Businessは、必要なPCが299台以下のユーザー企業を対象とし、PC as a Service for Enterpriseは300台以上のPCを必要とする複雑なユーザー企業を対象とする。PC as a Service for Enterpriseに含まれるサービスはPC as a Service for Businessとほとんど同じだが、サービスデリバリーマネジャーの支援が受けられる点や、利用できるオプションサービスが多い点が特徴だ。
利用料金はPCの種類や利用するオプションサービス、契約期間(36カ月または48カ月)によって異なる。ユーザー企業は月ごとに料金を支払い、初期利用料金はかからない。Dellは月額料金の例を公開している。例えばIntelのCPU「Intel Core i5-10210U」を搭載するDellの「Latitude 3410」を36カ月契約で利用する場合は、1台当たり月額26.38ドルになる。
Dell PC as a Serviceで利用可能なDell TechnologiesのPCは、以下のような機能を搭載していることが特徴だ。
第5回は、HPのPCaaS「HP Device as a Service」を詳しく説明する。
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