「プライベート5G」と「Wi-Fi 6E」は、どちらもIoTの可能性を広げるネットワークとして期待されている。企業はIoTを利用する際に、どちらのネットワークを使えばいいのか。
無線LANの業界団体Wireless Broadband Alliance(WBA)は、無線LAN規格「Wi-Fi 6」の拡張版である「Wi-Fi 6E」を画期的だと考えている。Wi-Fi 6EはWi-Fi 6に比べて、接続可能なユーザー数や伝送容量、遅延が改善される可能性があり、モノのインターネット(IoT)において重要な役割を果たすと期待できるからだ。
一方で、「5G」(第5世代移動通信システム)をユーザー組織が自営網として利用できる「プライベート5G」も、IoTの可能性を広げると期待できる。Wi-Fi 6Eとプライベート5Gの関係を、どう考えればいいのか。
プライベート5Gはさまざまな産業用アプリケーションの要件を満たすことが可能だ。無線LANの業界団体Wireless Broadband Alliance(WBA)は、プライベート5Gは製造、鉱業、小売り、医療、スマートシティーなど複数の業界で、IoTの用途で活用できると分析している。
それに対しWi-Fi 6以降のWi-Fiにも以下のような独自のメリットがあり、企業は引き続き利用するとWBAは分析している。
こうしたメリットがある結果、Wi-Fiは
といった、従来はWi-Fiが用いられてこなかった用途での活用が期待できる。
後編はWi-Fiとプライベート5Gの融合について、WBAの関係者の見解を紹介する。
米国TechTargetが運営する英国Computer Weeklyの豊富な記事の中から、海外企業のIT製品導入事例や業種別のIT活用トレンドを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。
なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...
業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...