無線LANや「5G」などの無線ネットワークを積極的に活用する企業でも、あえて有線LANなどの有線ネットワークを率先して使うべき理由が存在する。それは何なのか。
オフィスの主なネットワークとして、標準規格「IEEE 802.11ax」(Wi-Fi 6)準拠の無線LANや「5G」(第5世代移動通信システム)といった、無線ネットワークを採用する動きがある。オフィス内の全てのネットワークを無線ネットワーク化する「オール無線化」を推進する企業も、無線ネットワークよりも有線ネットワークを利用すべき場合がある。それはどのような場合なのか。
無線ネットワークは、オフィスのあらゆるニーズに応えられるわけではない。電波干渉が発生しやすいなど、無線ネットワークに向かない構造のオフィスでは、無線ネットワークの活用がうまくいかない可能性がある。
まとまった量のデータを迅速に転送する必要がある用途には、一般的には無線ネットワークは向かない。例えば以下の用途が挙げられる。
エッジ(データの発生源)においてデータ送受信が頻繁に発生する場合、エッジに有線LANなどの有線ネットワークに接続するワークステーションが必要になることがある。この場合は一般的に、無線ネットワークに接続するワークステーションが、必要なときに有線ネットワークに接続できるようにすることで事足りる。
Wi-Fi 6準拠の無線LANや5Gなどの無線ネットワークには、メリットもあれば限界もある。無線ネットワークの限界を考慮すると、必要なときだけ有線ネットワークを利用する「ワイヤレスバイデフォルト」は合理的な選択肢となる。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ハロウィーンの口コミ数はエイプリルフールやバレンタインを超える マーケ視点で押さえておくべきことは?
ホットリンクは、SNSの投稿データから、ハロウィーンに関する口コミを調査した。
なぜ料理の失敗写真がパッケージに? クノールが展開する「ジレニアル世代」向けキャンペーンの真意
調味料ブランドのKnorr(クノール)は季節限定のホリデーマーケティングキャンペーン「#E...
業界トップランナーが語る「イベントDX」 リアルもオンラインも、もっと変われる
コロナ禍を経て、イベントの在り方は大きく変わった。データを駆使してイベントの体験価...