情報量を表す単位として「バイト」が使われている。バイトとはどのような単位で、一定の情報量をまとめたギガバイトやテラバイトといった個々の単位には、実際にどれくらいの情報量が相当するのかを解説する。
「バイト」や、一定の情報量をまとめたギガバイト(GB)やテラバイト(TB)はいまや日常的に使われるようになった単位だ。デジタルの基本となるその概念は、データが増え続ける今日ではもはや必須の基礎知識となっている。
コンピュータが扱う最小の単位である「ビット」(bit)よりも大きい単位の基本的な考え方に加えて、キロバイト(KB)からヨタバイト(YB)までの個々の単位が、具体的にはどれくらいの情報量に相当するのかをまとめる。
ニブルは4bitの集まりであり、16通りの値を表現できる。バイトほど広く使われてはいないが、特定の用途で活躍している。例えるなら、電灯のスイッチを4個使って“小さなコード”を作るようなものだ。それぞれのスイッチが4桁の2進数の数字に当たる。
バイトは8bitで構成される単位で、記憶装置の最も基本的な要素として君臨している。文字、数字、記号など、広義の文字を1つ表すことが可能であり、テキストや数値などさまざまなデータの基盤になっている。
キロバイト(KB)は1024Bを1つにまとめた単位。小さめのファイルやWebページの基本となるコンテンツなどの単位になることがよくある。1KBに相当する情報量の例は以下の通り。
メガバイト(MB)は1024KBを1つにまとめた単位。音楽や画像のファイル、小さなソフトウェアの情報量としてよく見る。1MBに相当する情報量の例は以下の通り。
ギガバイト(GB)は1024MBを1つにまとめた単位。大きめのファイルやソフトウェアのプログラム、OSなどの単位として標準的だ。1GBに相当する情報量の例は以下の通り。
テラバイト(TB)は1024GBを1つにまとめた単位。外付けHDD、クラウドストレージ、企業向けのストレージなどでよく使われている。1TBに相当する情報量の例は以下の通り。
ペタバイト(PB)は1024TBを1つにまとめた単位。ここからはビッグデータの領域であり、大規模データセンターや研究機関でよく見る単位となる。ペタバイト(PB)を使用する情報量の例は以下の通り。
エクサバイト(EB)は1024PBを1つにまとめた単位。最大規模のデータセットや科学シミュレーションのための単位であり、ここまで来ると想像しにくい大きさとなる。エクサバイト(EB)を使用する情報量の例は以下の通り。
ゼタバイト(ZB)は1024EBを1つにまとめた単位。とてつもない単位であるエクサバイトのさらに上を行く。近い将来、登場するであろう技術に向けて用意されている単位だ。ゼタバイト(ZB)を使用する情報量の例は以下の通り。
ヨタバイト(YB)は1024ZBを1つにまとめた単位。人類に理解を超えていると言ってもいいような大きさであるヨタバイトは、情報量としては定義されている中で最大の単位だ。考えられる用途はまだ理論の段階になる。考えられる例は以下の通りだ。
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