ソフトウェア開発者のキャリアガイド【第5回】
「プロジェクト炎上」は“たった15分”の簡単な方法で防げる?
ソフトウェア開発のプロジェクトが炎上すると、火消しが簡単ではなくなることがある。燃え上がる前に対処することが重要だ。ソフトウェア開発者は仕事をどう進めるのが望ましいのか。
ソフトウェア開発の現場では、プロジェクトが計画通りに進行せず予算や品質などの大きなトラブルを引き起こす、いわゆる「炎上プロジェクト」が発生することがある。いったん炎上すると火消しは簡単ではない。「開発現場で活躍したい」「キャリアアップを目指したい」と考えるソフトウェア開発者が知っておくべき、プロジェクトを炎上させない方法を解説する。
プロジェクトを炎上させない方法
併せて読みたいお薦め記事
連載:ソフトウェア開発者のキャリアガイド
- 第1回:いまさら聞けない「ソフトウェア開発者」の“専門分野の違い”とは?
- 第2回:「人気のプログラミング言語」5選、愛される理由は?
- 第3回:「どのプログラミング言語を学ぶか」よりも重要な“あれ”とは
- 第4回:三種の神器ならぬ「ソフトウェア開発の“四種の神器”」はこれだ
ソフトウェア開発の関連記事
DX(デジタルトランスフォーメーション)ベンダーTemusでテクノロジー部門のマネージングディレクターを務めるラジェシュ・ラオ氏は、プロジェクトの円滑な進行と成功を支える具体的な施策として、以下を挙げる。
- コミュニケーションプロトコルの定義
- プロジェクトチーム内および外部の関係者との間で、どのように情報を共有し、連絡を取り合うかのルールや手順を明確にする。これによって、全員が同じ情報を共有し、誤解や情報の漏れを減らせる。
- スタンドアップミーティングの実施
- 毎日15分程度のミーティングを実施し、各メンバーの進捗状況や課題、取り組むタスクについて報告する。メンバー全員が現在の状況を把握することで、問題が発生した際に迅速に対処できる。
- アジャイルセレモニーの実施
- アジャイル型開発手法に基づくセレモニー(定期的な会議やイベント)を開催する。具体的には、スプリント計画ミーティング(次の作業期間の計画を立てる会議)や、スプリントレビュー(完了した作業の確認)、レトロスペクティブ(振り返り会議)など。セレモニーの定期開催は、進捗状況の把握や、プロセスの継続的改善に役立つ。
- 担当者の特定
- 会議の進行担当者を決める。責任の所在を明確化することは、会議の効果的な運営につながる。
- リスクの管理
- プロジェクトの進行中に発生する可能性のあるリスクを予測し、そのリスクをどう管理するかを計画しておく。問題が発生する前に対策を講じることで、プロジェクトの遅延や失敗を防ぐ。
- 外部システムとの技術的依存関係の調整
- プロジェクトが外部のシステムやサービスに依存する場合、その連携を円滑に進めるための調整が必要だ。例えば、他社のAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)を使用する場合、APIの変更がプロジェクトに影響を与えないように注意する必要がある。
次回は、開発チームのコラボレーション促進に役立つツールやその活用方法を紹介する。
TechTarget発 エンジニア虎の巻
米国TechTargetの豊富な記事の中から、開発のノウハウや技術知識など、ITエンジニアの問題解決に役立つ情報を厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
TechTarget発 エンジニア虎の巻
米国TechTargetの豊富な記事の中から、開発のノウハウや技術知識など、ITエンジニアの問題解決に役立つ情報を厳選してお届けします。
この記事の著者
関連記事
新着ホワイトペーパー PR
-
事例
[フォーティネットジャパン合同会社] 複雑化しがちな「SASE運用」 IT・医療・金融などの事例に見る導入成功の秘訣 -
製品資料
[フォーティネットジャパン合同会社] 「SD-WAN」導入で失敗しないための5つの重要事項 -
技術文書・技術解説
[フォーティネットジャパン合同会社] VPNの代替候補「ZTNA」を理解できるようになる“3大要素”とは? -
事例
[フォーティネットジャパン合同会社] すぐ分かる「SD-WAN」選定のポイント 成功企業はどんな成果を出した? -
製品資料
[SCSK株式会社] 「Dropbox」管理・運用の困りごと解決ガイド
こんなメディアも見られています
TechTargetジャパンに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
ベンダーコンテンツ PR
From Informa TechTarget
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
半数がブルーカラー転向を視野に? ベテランエンジニアを追い込む“54歳の壁”
-
2
PHP脆弱性「PHP2Shell」で2260万件に影響 情シスの緊急チェックリスト
-
3
みずほ証券が「液冷サーバ」を採用 1日3.6億件の計算を支えるための要件
-
4
「Microsoft 365」が乗っ取られる MFAを破る“本物の画面”の恐怖
-
5
「Windows」の不要なファイルを安全に消して容量を空ける方法
-
6
Microsoft月例パッチ1400件超で過去最多 「限界点」を迎えたパッチ管理
-
7
損保ジャパンはなぜ「COBOL」を捨てなかったのか? 脱メインフレームの真相
-
8
RAGで「データをAIに送る」運用が限界を迎えている理由
-
9
SAP導入後も残る“Excel依存” 京急電鉄は「kintone」でどう解消した?
-
10
なぜ「Gemini 4 Argon」は出遅れたのか? Googleが狙う“逆転のシナリオ”
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
AI駆動攻撃にどう対抗する? 超速の攻撃からエンドポイントを保護する方法
-
2
2026年のサイバーセキュリティには何が必要か? 最新データに学ぶ傾向と対策
-
3
経験豊富な即戦力人材に直接アプローチできる、「攻めの採用」への転換術
-
4
「IT史に名を残すシステム障害」8選
-
5
最速72分でデータが流出? 最新の脅威トレンドや侵入手法から分かった防衛策
-
6
AI駆動開発のスピードと安全性を両立 「品質・セキュリティ管理」の実践ガイド
-
7
不審メールの経路や見せ方に変化? 2026年夏の3事例から見えた動向と対処方法
-
8
HDDを使わない「SSDオンリー」が無謀なのはなぜ?
-
9
「標的型攻撃メール」事例・サンプル集
-
10
Microsoft 365のメールセキュリティ、3つの“死角”と追加で検討すべき対策とは
TechTargetジャパン SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechTargetジャパンをフォロー