仮想モバイルインフラ(VMI)は企業分野で普及の兆しが見えるが、米国防総省は以前から、仮想モバイルアプリケーションがセキュリティ強化に役立つと考えてきた。
データのセキュリティを重視する企業は、米国防総省がモバイルコンピューティングのセキュリティを強化する手段として仮想モバイルインフラ(VMI)を利用していることが参考になりそうだ。
VMIは最近、民間企業の間で関心が高まっている。一般消費者向けの技術が次々と企業に進出する中、これに対処するのに役立つ手法としてVMIが注目されているのだ。だが、ずっと以前からVMIに注目してきたのが米軍である。米軍はこの数年間、モバイル仮想化の研究を進めてきた。VMIが米軍のモバイルアプリケーション用として十分に安全であるなら、セキュリティ意識の高い企業にも適した技術だといえそうだ。
VMIを利用した場合、「Android」の仮想マシン(VM)は企業のデータセンター内のハイパーバイザー上で動作し、ユーザーの端末上のクライアントを通じて仮想モバイルアプリケーションを配信する。今のところ、VMIのホストOSとして利用できるのはAndroidだけである。米Appleの「iOS」上ではVMが動作しないからだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
AIの進化が加速する「プラットフォームビジネス」とは?
マーケットプレイス構築を支援するMiraklが日本で初のイベントを開催し、新たな成長戦略...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2024年12月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
2024年の消費者購買行動変化 「日本酒」に注目してみると……
2023年と比較して2024年の消費者の購買行動にはどのような変化があったのか。カタリナマ...