「Jakarta EE 9」の“パッケージ名だけ変更”が意外と厄介な理由「Jakarta EE 10」を待つのも選択肢か

Oracleの手元にあった「Java EE」は、Eclipse Foundationの下で「Jakarta EE」に名前を変えた。さらに「Jakarta EE 9」の登場でパッケージ名が変わった。単に名前が変わっただけだが、その影響は以外と大きい。

2021年02月13日 08時30分 公開
[Carolyn HeinzeTechTarget]

 プログラミング言語および開発・実行環境「Java」の企業向け仕様群として、Oracleが管理していたのが「Java Enterprise Edition」(Java EE)だ。同社が非営利団体Eclipse FoundationにJava EEを移管した後、Java EEの名称は「Jakarta EE」に変わった。2020年12月、Eclipse Foundationは移管後初のフルバージョン「Jakarta EE 9」を公開した。

 Java EEの元来の開発元はSun Microsystemsであり、開発を引き継いだのがOracleだ。Oracleは2017年、さまざまなオープンソースプロジェクトを管理するEclipse FoundationにJava EEのソースコードを寄贈した。Java EEからJakarta EEへの名称変更では、仕様の内容や定義する機能自体は変わっていない。

Jakarta EE 9のパッケージ名変更が引き起こす“あの影響”

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ITmedia マーケティング新着記事

news055.jpg

トランプ氏当選でイーロン・マスク氏に追い風 過去最高の投稿数達成でXは生き延びるか?
2024年の米大統領選の当日、Xの利用者数が過去最高を記録した。Threadsに流れていたユー...

news104.jpg

トランプ氏圧勝で気になる「TikTok禁止法」の行方
米大統領選で共和党のトランプ前大統領が勝利した。これにより、TikTokの米国での将来は...

news190.jpg

インバウンド消費を左右する在日中国人の影響力
アライドアーキテクツは、独自に構築した在日中国人コミュニティーを対象に、在日中国人...