なぜコミュニケーションツールは統一できないのか 放置したら起きる“災厄”はコミュニケーションツールを複数併用する際のチップス【前編】

大抵の企業はなし崩しで複数のコミュニケーションツールを併用している。IT部門が事態を黙認して管理しないままでいると、いずれ「バベルの塔」の神話のような大混乱が起きる。

2021年06月02日 05時00分 公開
[Jon ArnoldTechTarget]

 大抵の企業は複数のコミュニケーションツールを併用している。ただし意図的にそうしているのではない。

 IT部門は「組織で使うツールは1種類だけにしたい」と考えているものだ。従業員全員が同じツールを使っていれば、管理するベンダーは1社で済み、ユーザーエクスペリエンス(UX:ユーザー経験価値)に一貫性をもたせることができる。IT部門がなぜこう考えるかといえば、ツールのコストを負担し、従業員に提供し、管理するのは一般的にIT部門だからだ。

 チームで使うコミュニケーションツールの場合は事情が違ってくる。

コミュニケーションツールを1つに絞れない理由と、放置が招く“災厄”とは

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