VPNだけじゃない 意地でもインターネットにつながる“裏技”もしもインターネットが遮断されたら【第4回】

インターネットが遮断されても、ユーザーはその影響を回避できる可能性がある。どのような方法があるのか。さまざまな裏技をまとめた。

2023年03月07日 08時15分 公開

関連キーワード

インフラ | ネットワーク | Webサイト


 VPN(仮想プライベートネットワーク)関連の情報を扱うWebサイト「Top10VPN.com」(運営:PrivacyCo)によると、政府がインターネット遮断を実施しても、ユーザーは必ずしも泣き寝入りする必要はない。インターネット遮断を回避する裏技を紹介する。

VPNだけではない インターネットにつながる裏技

 Top10VPN.comによれば、インターネットが完全に遮断されれば、基本的にユーザーには打つ手がない。部分的な遮断であれば対策はあるという。具体的には下記の通りだ。

  • VPNの利用
    • 特定のIPアドレスへのアクセス拒否やドメインネームシステム(DNS)のフィルタリングを回避できる。ただしインターネット遮断と同時に、政府がVPNツールをダウンロードできなくする可能性があるため、事前にダウンロードしておく必要がある
  • Tor(The Onion Router)ブラウザの利用
    • 匿名でインターネットにアクセスできる
  • SIMカードの購入
    • 隣接国から国際ローミングできる可能性がある
  • 現地系のチャットツールの利用
    • 「WhatsApp」や「Facebook Messenger」など、世界的に広く使われている欧米系のチャットツールは遮断対象になりやすい

 他にもTop10VPN.comは、近距離無線通信技術の「Bluetooth」に準拠したデバイスによるメッシュネットワークを使えば、インターネット接続ができなくてもメッセージのやりとりができると説明する。相手に送りたいと考えているデータをUSBドライブや外付けHDDに入れ、ハードウェアで受け渡す手もある。


 第5回は、インターネット遮断について国際連合(UN)の担当者がどう見ているのか、その見解を紹介する。

Computer Weekly発 世界に学ぶIT導入・活用術

米国TechTargetが運営する英国Computer Weeklyの豊富な記事の中から、海外企業のIT製品導入事例や業種別のIT活用トレンドを厳選してお届けします。

ITmedia マーケティング新着記事

news061.png

高齢男性はレジ待ちが苦手、女性は待たないためにアプリを活用――アイリッジ調査
実店舗を持つ企業が「アプリでどのようなユーザー体験を提供すべきか」を考えるヒントが...

news193.jpg

IASがブランドセーフティーの計測を拡張 誤報に関するレポートを追加
IASは、ブランドセーフティーと適合性の計測ソリューションを拡張し、誤報とともに広告が...

news047.png

【Googleが公式見解を発表】中古ドメインを絶対に使ってはいけない理由とは?
Googleが中古ドメインの不正利用を禁止を公式に発表しました。その理由や今後の対応につ...