外出先でもさまざまなデバイスでインターネットを使う手段として、スマートフォンのテザリングが役立つ。テザリングが何らかの原因で使えない場合、まず何をすればよいのか。
スマートフォンのモバイル回線を使って、PCでのインターネット接続を可能にする「テザリング」は、外出先など固定回線が利用できない場合に役立つ。ただしテザリングでは、テザリングを有効化したスマートフォンにデバイスが接続できなかったり、デバイスでインターネットを利用できなかったりといったトラブルが発生することがある。テザリングでトラブルが発生した場合のトラブルシューティング手順を紹介する。
テザリングのトラブルシューティングとしてIT管理者はまず、テザリングを有効にしたスマートフォンに、他のデバイスが正しく接続しているかどうかを確認することが大切だ。スマートフォンを無線LANアクセスポイント(AP)として機能させる「無線LANテザリング」の場合、AP化したスマートフォンは、APとしてのSSID(APを識別するための名前)とパスワードを持つ。各デバイスが正しいSSIDに接続しているかどうか、入力したパスワードが正しいかどうかを確認する。
Googleの「Android」やAppleの「iOS」といった主要なスマートフォンOSは、無線LANテザリングでAP化した際のパスワードをデフォルトで設定している。従業員が手動でパスワードを変更することも可能だ。
場合によっては、テザリングを有効化したスマートフォンを再起動するだけで、テザリング関連のトラブルが解決することがある。IT管理者は従業員に、スマートフォンの電源を切ってから数秒待ち、電源を入れ直してもらうようお願いするとよい。
次回は、トラブルシューティング手順の3つ目以降を紹介する。
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