スマホの「テザリング」が使えないときにまず確認すべきことは“これ”だテザリングの基礎とトラブルシューティング【第3回】

外出先でもさまざまなデバイスでインターネットを使う手段として、スマートフォンのテザリングが役立つ。テザリングが何らかの原因で使えない場合、まず何をすればよいのか。

2023年08月29日 07時00分 公開
[Michael GoadTechTarget]

 スマートフォンのモバイル回線を使って、PCでのインターネット接続を可能にする「テザリング」は、外出先など固定回線が利用できない場合に役立つ。ただしテザリングでは、テザリングを有効化したスマートフォンにデバイスが接続できなかったり、デバイスでインターネットを利用できなかったりといったトラブルが発生することがある。テザリングでトラブルが発生した場合のトラブルシューティング手順を紹介する。

手順1.APとしての設定を確認する

 テザリングのトラブルシューティングとしてIT管理者はまず、テザリングを有効にしたスマートフォンに、他のデバイスが正しく接続しているかどうかを確認することが大切だ。スマートフォンを無線LANアクセスポイント(AP)として機能させる「無線LANテザリング」の場合、AP化したスマートフォンは、APとしてのSSID(APを識別するための名前)とパスワードを持つ。各デバイスが正しいSSIDに接続しているかどうか、入力したパスワードが正しいかどうかを確認する。

 Googleの「Android」やAppleの「iOS」といった主要なスマートフォンOSは、無線LANテザリングでAP化した際のパスワードをデフォルトで設定している。従業員が手動でパスワードを変更することも可能だ。

手順2.スマートフォンを再起動する

 場合によっては、テザリングを有効化したスマートフォンを再起動するだけで、テザリング関連のトラブルが解決することがある。IT管理者は従業員に、スマートフォンの電源を切ってから数秒待ち、電源を入れ直してもらうようお願いするとよい。


 次回は、トラブルシューティング手順の3つ目以降を紹介する。

TechTarget発 世界のインサイト&ベストプラクティス

米国TechTargetの豊富な記事の中から、さまざまな業種や職種に関する動向やビジネスノウハウなどを厳選してお届けします。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

From Informa TechTarget

お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。

ITmedia マーケティング新着記事

news094.jpg

「押し付けがましい広告」が配信されたとき、消費者はどう感じるか
消費者は個人データに依存した広告よりも、記事などのコンテンツの文脈に沿っている広告...

news074.jpg

SNS発信のベストな時間帯(2025年版) InstagramとFacebook、TikTokでどう違う?
Hootsuiteが2025年版のソーシャルメディア最適投稿時間を公開。各プラットフォームごとの...

news161.jpg

「動画広告がディスプレイ広告超え」他、電通「2024年 日本の広告費」インターネット広告媒体費の詳細分析
国内電通グループのデジタル領域をけん引する4社は共同で「2024年 日本の広告費」のイン...