スクラムを監督するスクラムマスターが、自身の知識やスキルを証明するのに役立つのが認定資格だ。本稿は「Jira Software」に関する認定資格が問う知識や有用な場面を解説する。
第1回「スクラムマスター認定資格『PSM』(Professional Scrum Master)とは? 合格するには」に続く本稿は、「スクラムマスター」としての能力を証明するのに役立つ5つの認定資格のうち、2つ目を紹介する。スクラムマスターは、開発チームのメンバーに役割やタスクを割り振り、メンバー同士の連携を取りながらプロジェクトを進める「スクラム」における、チーム全体の調整役だ。
優秀なスクラムマスターに求められるのは、標準的なスクラムのガイドライン「Scrum Guide」に対する理解度の深さだけではない。開発者やプロダクトオーナーといった関係者に、プロジェクトの進捗(しんちょく)を伝えるツールの使用経験も必要になる。
Atlassianの「Jira Software」(以下、Jira)は、広く普及しているプロジェクトマネジメントツールだ。スクラムマスターはJiraで
といった操作を実行できる。
スクラムの3本柱の1つは「透明性」だ。プロジェクト関係者はJiraを使うことでスプリントの現状に関する最新情報を即座に入手できる。Jiraを使用および管理する能力があることを証明する認定資格「ACP-610 Managing Jira Projects for Data Center and Server」および「ACP-620 Managing Jira Projects for Cloud Certification」は、スクラムマスターが所有する意味のある認定資格だ。
第3回は、3つ目の認定資格を紹介する。
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