登場以来さまざまなプログラム開発で活躍してきた「C」。具体的にどのような用途があるのか。主な例を紹介する。
プログラミング言語「C」は、OSから組み込みシステムまで、さまざまな先端技術を支えている。一般的にCプログラムは
といった特徴を持つ。これらの特性が力を発揮するCの利用例を幾つか紹介する。
Cは歴史的に、機械の中で稼働するプログラムを記述するプログラミング言語として使われてきた。われわれが日常生活で使う電子機器のドライバの中には、Cでプログラミングされているものがある。例えば
などだ。自動車が備える以下の要素の制御も、Cプログラムが実現していることがある。
カーネル(OSの中核ソフトウェア)やデバイスドライバを操作するエンジニアは、Cを好む傾向がある。「Linux」「macOS」「iOS」「Windows」「Android」といった各OSのカーネルは、Cでプログラムを組むことが定着している。
「MySQL」「PostgreSQL」「SQL Server」など、データベース管理システム(DBMS)にはCで記述されたものが目立つ。例えばOracleがDBMS「Oracle Database」を開発する際、構想段階では「アセンブリ言語」(コンピュータが直接解釈できる「機械語」に一対一対応したプログラミング言語)による開発を想定していた。1983年公開のOracle Databaseバージョン3は、Cで書き直されている。
「コンパイラ」や「インタープリタ」は、ソースコードから実行可能ファイルを生成するプログラムだ。「Perl」「Python」といった新興のプログラミング言語はCで記述されている。それらのプログラミング言語のコンパイラやインタープリタは、Cのコンパイラに基づいた動作をする。
3D(3次元)映画関連技術の開発者が使用するアプリケーションは、処理対象のデータ量が増えやすく、1秒当たりの計算回数が多くなりやすい。こうしたアプリケーションは、概してCや後継の「C++」といったプログラミング言語を使って開発される。
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