徹底比較:生い立ちから分かる、デスクトップ仮想化主要3製品の違いとは?業務課題から考えるデスクトップ仮想化 徹底解説【第3回】(1/2 ページ)

「VMware Horizon View」「Citrix XenDesktop」「Microsoft VDI」といったデスクトップ仮想化の主要製品の機能について紹介する。

2015年09月28日 08時00分 公開
[保川幸弘アセンテック]

 デスクトップ仮想化の主要製品といえば、「VMware Horizon View」「Citrix XenDesktop」「Microsoft VDI」の3つが挙げられる。これらの製品の特徴や違いを解説する上で、デスクトップ仮想化の歴史について簡単におさらいしたい。

 デスクトップ仮想化の歴史は、「Windows NT Server Terminal Server Edition」によるサーバ共有型のデスクトップ仮想化でスタートした。ユーザーはターミナルサーバへログインし、リモート環境のアプリケーションを利用することで、当時の非力なクライアントからアプリケーションを利用するのに比べ、数段効率的にアプリケーション利用することができた。さらに「Citrix Metaframe」(現:「Citrix XenApp」)をアドオンすれば、ターミナルサーバの機能を強化することができ、ユーザーの利便性を上げることができた。

 一方で、x86アーキテクチャのサーバを仮想化する技術は「VMware ESX」から始まり、「Citrix XenServer」「Microsoft Hyper-V」など多くのサーバ仮想化製品が追随してきた。各サーバ仮想化製品は、デスクトップ仮想化に対応するために機能を拡張し続けている。

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