2021年06月16日 08時00分 公開
特集/連載

「5Gではスペック不足」 各国の“6G”開発競争の現状既に始まっている

6Gの開発競争は既に始まっている。拡張現実や仮想現実を活用するには5Gではスペック不足という見方もあり、6Gはその解決策として期待されている。まだ先のことではあるが、6Gの現状を知っておいて損はない。

[Joe O'Halloran,Computer Weekly]
iStock.com/Sompong Lekhawattana

 既に6G通信の開発が盛んになっている。

 ABI Researchはアプリケーション分析レポート「6G Standards and Market Developments」(6G規格と市場育成)において、6Gの商用展開は早くても2028年か2029年で、最初の規格は2026年ごろと予想している。

 同レポートは5Gについても触れ、韓国、中国、米国、サウジアラビア、フィンランド、スペイン、アラブ首長国連邦、オーストラリア、ドイツなど多くの国が5Gの展開を終えていると述べている。ABI Researchは、5Gのデータレートは20Gbps(ピーク時)を実現するとしている。だがホログラフィック通信や“X現実”などのアプリケーションをサポートするには、恐らくこのレートを1000Gbpsに引き上げる必要がある。ちなみに、X現実とは拡張現実、仮想現実、複合現実の組み合わせを指す。

 人間と機械の対話がリアルタイムであろうとなかろうと、6Gで複合現実や仮想現実を生み出すにはこうしたレート値の引き上げが有望だとABI Researchは見ている。こうした環境では、極めて広い帯域幅を備えたTHz通信が重要な役割を果たす。

 また、帯域内全二重技術によってデータを送信しながら他のチャネルを学習または検出できる。その結果、遅延が短縮してスペクトル効率が向上する。

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