プログラミング言語の定義と照らし合わせて、「HTMLはプログラミング言語かどうか」を議論する人がいる。そもそも、そうした問いに答えを出すことに意義はあるのか。識者の考えを聞いた。
「HTML」はプログラミング言語ではなく、ドキュメントを構造化するための「マークアップ言語」だ。HTMLの正式名称が「HyperText Markup Language」(ハイパーテキストマークアップ言語)であることからも、HTMLがマークアップ言語であることが分かる。
そもそもHTMLがプログラミング言語なのかどうかを決めることは、重要なのだろうか。「区別する必要がないのに『HTMLは本物のプログラミング言語かどうか』を区別したがる人が多過ぎる」。ボストン出身のシニアソフトウェアエンジニアであるネッド・バチェルダー氏はそう話す。
バチェルダー氏によると、HTMLがプログラミング言語かどうかという議論を別の見方から繰り広げる人がいる。こう論理立てて主張する人がいるのだ。
HTMLがプログラミング言語の定義を満たすかどうかにかかわらず、ソフトウェア開発分野でのHTMLの重要性は損なわれない。HTMLを使って優れたWebサイトを制作する人々のスキルがないがしろにされることもない。
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