開発したプログラムをコンテナで稼働させたい場合、「Python」と「Go」のどちらを選ぶべきなのか。コンテナを扱う上で、両者にどのような違いがあるのか。
プログラミング言語「Python」と「Go」(「Golang」とも)には、さまざまな違いがある。両者の主要な5つの違いのうち、5つ目を説明する。取り上げるのは、プログラムの“速さ”を重視する場合に、特に見落とすことのできない違いだ。
Pythonプログラムは、しばしばGoプログラムよりも実行速度が遅い。特にプログラムの実行環境を仮想化する「コンテナ」内でプログラムを動作させる場合、PythonとGoにおいて顕著な差が生じることがある。
コンテナの主な利点は、プログラムが利用するストレージ容量やネットワークの帯域幅(回線容量)といったリソース利用規模を迅速に変更できることだ。こうした利点を最大限に生かすためには、プログラムの実行速度が速いプログラミング言語を選ぶのが効果的だと言える。
プログラムの実行速度を考えると、コンテナの利用時にはPythonよりもGoを選択するのが自然だ。「Docker」や「Kubernetes」といったコンテナを扱うための主要なツールがGoで開発されていることは、単なる偶然ではない。
次回は、これまでに紹介した違いを基に、PythonとGoを総合的に比較する。
米国TechTargetの豊富な記事の中から、開発のノウハウや技術知識など、ITエンジニアの問題解決に役立つ情報を厳選してお届けします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
いまさら聞けない「仮想デスクトップ」と「VDI」の違いとは
遠隔のクライアント端末から、サーバにあるデスクトップ環境を利用できる仕組みである仮想デスクトップ(仮想PC画面)は便利だが、仕組みが複雑だ。仮想デスクトップの仕組みを基礎から確認しよう。
「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2025年5月)
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介し...
「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月)
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。