「Microsoft Office」無料版が意外なほど流行らない理由週間記事ランキング

複雑化する「Microsoft Office」をめぐる状況を再確認し、今後を占う。直近1週間の人気コンテンツをランキング形式で紹介します。

2014年03月07日 17時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 今週最も多く読まれた記事は「実は無料版も 知らないと損をする『Microsoft Office』再入門」でした。2014年2月に「Office Online」へと名称変更したオンライン版オフィス製品群「Office Web Apps」のこれまでと今後を考察する記事です。米Microsoftは2013年秋、当時CEOを務めていたスティーブ・バルマー氏が「iOSとAndroidの両OSでネイティブに使えるOffice製品を開発する」と約束していましたが、現段階ではその進捗状況は不明だと伝えています。2014年2月、バルマー氏の後任としてサティア・ナデラ氏がCEOに就任したばかり。Office Online事業をどう導いていくのか気になるところです。

 2位の「次世代SSDがついに登場、標準規格と3Dフラッシュで進化」は、米TechTargetが毎年発表している「ホットなデータストレージ技術」の中から、今後対応製品の出現が期待される「NVMe(Non-Volatile Memory Express)」「3Dフラッシュ」などを取り上げて解説しています。

 3位には「『Windows 8.1』のスタート画面を使いやすく、一括変更はその答えになるか」が入りました。「Windows 8」ユーザーの中では、エンドユーザー間のスタート画面を統一する簡単な手段がないことが不満に挙げられていました。米Microsoftは「Windows 8.1」のスタート画面でこの点を改良し、グループポリシー設定を使ってスタート画面を管理可能にしています。この記事では、この機能を利用して部署ごとに異なるスタート画面を設定する方法を解説しています。

 4位の「被害者は2万7000人 銀行顧客情報の流出はなぜ起きたのか」は、2014年2月に報道された英Barclays銀行の顧客情報流出事件の詳細を伝えた記事です。流出したデータは比較的古いデータとのことですが、古いデータであっても漏えいすれば、大きな問題へと発展することを指摘しています。

 5位には「私物スマートフォンの業務利用、『OK』のための5つの要素」が入りました。国際的専門団体である情報システムコントロール協会(ISACA)の会員2013人を対象とした、私物端末の業務利用(BYOD)に関する調査の結果を紹介。この調査では、その回答者の41%が「企業ではBYODのリスクよりもメリットの方が勝っている」と考えているとのこと。また、BYODを導入する組織に対して、BYODの課題に対処するための方針を示しています。

 6位の「タブレットは紙と鉛筆の“置き換え”ではない――袖ヶ浦高校 永野教諭」は、2011年から1人1台の私物iPadを授業に使っている千葉県立袖ヶ浦高校 情報コミュニケーション科に関する記事です。同科学科長である永野 直教諭に教育現場でのIT活用の秘訣を聞きます。

 7位には「iPad初心者先生、調理実習を変える――亀岡市立南つつじヶ丘小学校」がランクインしました。自ら“アナログ人間”だと公言する先生が、「iPad」とプレゼンテーションアプリ「ロイロノート」を利用して家庭科の調理実習計画を作成するという、ユニークな公開授業を開催。その模様をリポートしています。

 8位は「触って分かった、Samsungのスマートなリストバンド『Gear Fit』の“出来”」が入りました。韓国Samsungが発表したリストバンド型デバイス「Gear Fit」。その評価と気になるポイントを指摘しています。まさしく“未来を身にまとうデバイス”と機能面を評価している一方で挙げられた不満点とは一体?

 9位の「フラッシュストレージのベンチマークテストが信用できないわけ」は、フラッシュ関連の気になる記事です。フラッシュ製品を購入してから、「当てがはずれた」とならないようにする方法について詳細に解説しています。10位には「Amazonが本気で提供する仮想デスクトップ、利用をためらう理由とは」では、米Amazon Web Servicesが提供するクラウドベースのデスクトップサービス「Amazon WorkSpaces」へ移行するメリット/デメリットを解説しています。

 興味を持たれた記事はありましたでしょうか。来週もお楽しみに。

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