思わず二度見する「SQL Server」の意外な移行先週間記事ランキング

最新版のSQL Server 2014ではなく、SQL Server 2012を選択する理由とは? 直近1週間の人気コンテンツをランキング形式で紹介します。

2015年05月01日 14時00分 公開
[TechTargetジャパン]
photo SQL Server 2012の分析画面《クリックで拡大》

 今週最も多く読まれた記事は、「サポート終了の『SQL Server』、移行先の本命は“あの製品”」でした。メインストリームサポートおよび延長サポートが既に終了している「Microsoft SQL Server 2000」。そして「Microsoft SQL Server 2005/2008/2008 R2」も順次同様の流れとなります。Microsoftは、現行版のSQL Serverへとアップグレードすることを推奨していますが、そうなると選択肢となるのは「Microsoft SQL Server 2012」と「Microsoft SQL Server 2014」です。通常、最新バージョンへの移行を検討することが多いと考えられますが、この記事ではSQL Server 2012へのアップグレードを推奨しています。その理由としてSQL Server 2012の優れた機能を取り上げています。後編記事「『SQL Server 2012』へ移行しても大丈夫? 不安を消し去る注目機能とは」と併せて読むとより理解が深まります。

 2位は、「もうネイティブアプリはいらない? 『HTML5』で業務アプリはここまでできる」が入りました。モバイル業務アプリケーションの主要な4種類の実現方法を紹介した記事の続編です。今回は、具体的なモバイル業務アプリケーションを例に挙げ、HTML5によるWebアプリケーションの特徴を解説します。営業支援やCRM、工場点検、ワークフローなど9種のモバイル業務アプリケーションのそれぞれの概要が示されるとともに、利用する上でのメリットも明らかにしています。

 3位にランクインしたのは「スマートフォンの“勝手接続”を止めさせるには?」です。スマートフォンやタブレットをはじめとする私物デバイスの制御に効果的なネットワークアクセス制御(NAC)製品を解説。物理ネットワークに接続される不正なデバイスを検出して排除するために使用されていたNACテクノロジーが、BYODの隆盛とともに再び注目されています。あらためてネットワーク制御の必要性、仕組みについて学んでみてはいかかでしょうか。

 4位には「5分で分かる『ハイパーコンバージドシステム』の仕組みと主要製品」が入りました。サーバやストレージ、ネットワークなどを単一筐体にまとめた製品のことを「コンバージド(垂直統合型)システム」と呼びますが、最近では「ハイパーコンバージドインフラシステム」と呼ばれる製品も出てきました。これらの製品に共通するフラッシュストレージという要素に着目し、その普及状況などを解説するとともに、オールフラッシュとそうではない製品の違いについても分かりやすく説明しています。

 5位は「AWSを追いかけるAzure、ただ今導入企業が週1万社ペースで急増中」です。急速に導入企業が増えている「Microsoft Azure」。リリース当初はサービス内容が乏しい、ユーザーにとって分かりにくいといった評価を受けていたAzureが、どのように市場に浸透していったのかを探っています。また、ローカルサーバのアプリケーションとクラウドのアプリケーションを円滑に連係できるようにするMicrosoftのハイブリッド戦略と関連させ、今後の展開についても言及しています。

 6位には「ゲイツ氏が残したMicrosoftの“セキュリティ魂”は、まだ生きているのか?」がランクインしました。かつて業界の手本とされていたMicrosoftのセキュリティ戦略の最近の状況について論考しています。これまでのいきさつを振り返るとともに、「Microsoftにとってセキュリティは最優先事項ではなくなった」と思わせる最近の動きについて詳細に解説しています。

 7位は「パブリッククラウド別のコスト試算で分かった“衝撃の事実”」でした。クラウドサービスの活用が進むと、コスト算定が難しくなってきます。請求書の額を見てうろたえた経験のある人のために、クラウドのコスト算定ツールやオンラインサービスを紹介しています。そして実際にツールを利用して、特定のモデルケースに関するコスト計算をAzureとAWSで行っています。

 8位は「医療・介護に役立つウェアラブル端末とは? 開発のヒントを医療ハッカソンに見た」がランクインしました。ハッカソン(Hackathon)とは、「ハック(Hack)」と「マラソン(Marathon)」を掛け合わせた造語で、同じテーマに興味を持った開発者が集まってコーディングを行うイベントのことを指します。2015年3月に行われた「Medical × Security Hackathon 2015」のリポート記事です。

 9位は「『新時代のITの模範はApple、Netflix』、CitrixのCEOが語る」が入りました。米Citrix Systemsの社長と最高経営責任者(CEO)を長年にわたって兼任しているマーク・テンプルトン氏のインタビュー記事です。「バラバラだったものをまとめるために数年もの歳月を費やしてきた」と語るテンプルトン氏は、マシンツーマシン(機器の通信)のネットワーク会社である米Octobluの買収の狙いについて、興味深い話を提供しています。

 10位には「『DRaaS』をめぐる頂上決戦、Microsoft vs. VMwareの行方は」が入りました。DRaaSは、「Disaster Recovery as a Service」のことで障害復旧やバックアップサービスをクラウドで提供するものです。Microsoft Azureで提供されている「Azure Site Recovery」は、物理サーバやVMwareの仮想マシン用の障害復旧サイトとして利用できることから、今後VMwareとDRaaS分野での激しい覇権争いが予測されます。この競合関係について解説するとともに、DRaaS市場の今後についても論じています。

 興味を持たれた記事はありましたでしょうか。来週もお楽しみに。

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