IoT(モノのインターネット)デバイスの通信手段として、低コストでの通信を可能にする無線LANが広く利用されている。ただし、その通信範囲や消費電力には課題がある。
IoT(モノのインターネット)デバイスの導入が急速に進み、新技術と旧技術の融合が課題となる中、「IEEE 802.11 Standard」準拠の無線LANはシンプルで安価な通信手段になっている。IEEE 802.11 Standardは、無線LANのOSI参照モデルの物理層と、データリンク層の一部であるメディアアクセス制御層のさまざまな技術を定義した規格群だ。
広く普及しているIEEE 802.11 Standard準拠の通信モジュールは、コストが非常に低いため、センサーなどのIoTデバイスの安価な通信手段として採用されている。ネットワーク接続型のサーモスタット(温度を一定に保つための自動調節器)や防犯カメラ、電気・ガス・水道メーター、生体センサーなど、さまざまなIoTデバイスがIEEE 802.11 Standardに準拠した通信モジュールを組み込んでいる。
IEEE 802.11 Standardは、デバイスが通信前に、同じ周波数帯で既に電波を発信しているデバイスがあるかどうかを確認する「Listen Before Talk」(LBT)の仕組みを採用。効率的な周波数帯の利用を実現している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
お知らせ
米国TechTarget Inc.とInforma Techデジタル事業が業務提携したことが発表されました。TechTargetジャパンは従来どおり、アイティメディア(株)が運営を継続します。これからも日本企業のIT選定に役立つ情報を提供してまいります。
35〜49歳の含有率が最も高いのは「mixi2」 ニールセン デジタルがソーシャルメディアの利用状況を発表
ニールセン デジタルはデジタルコンテンツ視聴率のレポートを基にソーシャルメディアの利...
TikTokのトレンドに変化 なぜ「1分超え」動画が見られている?
Bufferのデータによると、TikTokでは最近、長めの動画が人気を集めている。
アドビが「10種類のAIエージェント」を発表 顧客体験はどう変わる?
アドビの年次イベント「Adobe Summit 2025」が開催された。初日の基調講演では、アドビの...