ネットワーク管理者の採用面接を成功に導く質問回答例【第5回】
ネットワーク管理者の「採用ミスマッチ」を防ぐための面接質問回答例
採用のミスマッチは誰も幸せにしない。これを防ぐためには採用担当者と求職者が「企業が今後何に重点を置いて事業を進めるのか」を理解する必要がある。求職者が面接で聞くべきこと、面接官が答えるべきことは何か。
本連載はここまでネットワーク管理者の採用面接の際に、企業と求職者がお互いに確認することが望ましい内容を紹介してきた。第4回「社前に知りたい『人事評価の仕方』や『仕事の進め方』 採用面接でどう聞くか」に続き、本稿は求職者が面接官に対して聞くべきことと、面接官が答えるべき内容を紹介する。
- 面接官がすべき質問(第1回~第3回で紹介)
- 自分のキャリアに関係する新しいトレンドや技術をどのようにしてキャッチアップしていますか(第1回で紹介)
- 有能なネットワーク管理者になるために、最も重要なスキルは何ですか(第2回で紹介)
- 事業継続計画(BCP)および災害復旧(DR)計画の策定と実施の経験を教えてください。策定や実施を通してどのような教訓を得ましたか(第2回で紹介)
- ITプロジェクトに携わったり、管理をしたりしたときに、技術と協働の両面で何を学びましたか(第3回で紹介)
- 設定ミスなどの技術的問題に直面したとき、どのように解決したのかを教えてください(第3回で紹介)
- 求職者がすべき質問(第4回、第5回で紹介)
- IT部門は事業部門とどのように連携していますか(第4回で紹介)
- IT部門の業績評価にどのような指標を用いていますか(第4回で紹介)
- サードパーティーベンダーに業務を委託している場合、委託先の従業員はIT運用においてどのような役割を果たしていますか(第4回で紹介)
- 技術研修はIT部門にとって重要な要素だと考えますか。研修費用は従業員の自己負担ですか、それとも会社負担ですか
- 今後1年から2年の間に会社が最優先するプロジェクトや技術投資は何ですか
求職者がすべき質問4.技術研修はIT部門にとって重要な要素だと考えますか。研修費用は従業員の自己負担ですか、それとも会社負担ですか
併せて読みたいお薦め記事
連載「ネットワーク管理者の採用面接を成功に導く質問回答例」
- 第1回「優れたネットワーク管理者を採用するために面接官が聞くべき“あの質問”」
- 第2回「『有能なネットワーク管理者に最も重要なスキル』を採用面接で問われたら何と答えるか」
- 第3回「ネットワーク管理者が採用面接で技術力と協働力をアピールできる答え方」
- 第4回「社前に知りたい『人事評価の仕方』や『仕事の進め方』 採用面接でどう聞くか」
人材採用に悩む企業たち
絶えず変化するIT業界で働くネットワーク管理者にとって、技術の進歩についていくことはかつてないほど重要になっている。新技術に常に触れながら、自分のスキルを研ぎ澄ますことはネットワーク管理者をはじめとするIT業界の求職者にとって不可欠だ。
求職者は、応募先企業で研修がどのような役割を果たしているのかを質問するとよい。例えば研修費用を応募先企業が負担するのか、従業員自身が負担するのかを聞く。求職者が担う職務にもよるが、認定資格の取得や研修に関する支援の水準は、求職者がオファーを受けるかどうかを決める際の大きな要因になる可能性がある。
求職者がすべき質問5.今後1年から2年の間に会社が最優先するプロジェクトや技術投資は何ですか
応募先企業が今後1年や2年のスパンでどのようなプロジェクトを重視しているのかを聞くことは、求職者が仕事のやりがいや仕事を通して得られる達成感を予測するのに役立つ。
ネットワーク管理者は、ネットワークの再設計に資金を投じてきた企業に魅力を感じる可能性がある。セキュリティエンジニアは、サイバーセキュリティを最優先事項と見なしたがる可能性がある。クラウドコンピューティングに強いIT管理者にとって魅力的なのは、より多くのシステムをクラウドサービスに移行することを検討しつつも、システムの管理は社内で続けたいと考えている企業だ。
特別なプロジェクトだけでなく、日常の業務内容も求職者にとって重要だ。企業が温めている構想を理解することは、企業の現在および将来の方向性を見極める上で重要になる。採用担当者は、IT部門がクラウドファースト(クラウドサービスの利用を最優先する方針)を義務化しているかどうかや、セキュリティ監査の結果、ネットワークトラフィックの分析結果を確認することで、自社の将来的な業務の優先事項を明らかにできる。
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