採用のミスマッチは誰も幸せにしない。これを防ぐためには採用担当者と求職者が「企業が今後何に重点を置いて事業を進めるのか」を理解する必要がある。求職者が面接で聞くべきこと、面接官が答えるべきことは何か。
本連載はここまでネットワーク管理者の採用面接の際に、企業と求職者がお互いに確認することが望ましい内容を紹介してきた。第4回「社前に知りたい『人事評価の仕方』や『仕事の進め方』 採用面接でどう聞くか」に続き、本稿は求職者が面接官に対して聞くべきことと、面接官が答えるべき内容を紹介する。
絶えず変化するIT業界で働くネットワーク管理者にとって、技術の進歩についていくことはかつてないほど重要になっている。新技術に常に触れながら、自分のスキルを研ぎ澄ますことはネットワーク管理者をはじめとするIT業界の求職者にとって不可欠だ。
求職者は、応募先企業で研修がどのような役割を果たしているのかを質問するとよい。例えば研修費用を応募先企業が負担するのか、従業員自身が負担するのかを聞く。求職者が担う職務にもよるが、認定資格の取得や研修に関する支援の水準は、求職者がオファーを受けるかどうかを決める際の大きな要因になる可能性がある。
応募先企業が今後1年や2年のスパンでどのようなプロジェクトを重視しているのかを聞くことは、求職者が仕事のやりがいや仕事を通して得られる達成感を予測するのに役立つ。
ネットワーク管理者は、ネットワークの再設計に資金を投じてきた企業に魅力を感じる可能性がある。セキュリティエンジニアは、サイバーセキュリティを最優先事項と見なしたがる可能性がある。クラウドコンピューティングに強いIT管理者にとって魅力的なのは、より多くのシステムをクラウドサービスに移行することを検討しつつも、システムの管理は社内で続けたいと考えている企業だ。
特別なプロジェクトだけでなく、日常の業務内容も求職者にとって重要だ。企業が温めている構想を理解することは、企業の現在および将来の方向性を見極める上で重要になる。採用担当者は、IT部門がクラウドファースト(クラウドサービスの利用を最優先する方針)を義務化しているかどうかや、セキュリティ監査の結果、ネットワークトラフィックの分析結果を確認することで、自社の将来的な業務の優先事項を明らかにできる。
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