新製品や導入事例など、2013年もスマートデバイス関連の話題が多く生まれました。中でも読者の関心を最も集めたものは何か。検索キーワードランキングから探ります。
検索エンジンからTechTargetジャパン記事へのアクセスについて、入力されていた検索キーワードを一覧にし、スマートモバイル分野の製品名や、「タブレット」「モバイル」といった語句を含む検索キーワードをスマートモバイル関連としてピックアップ。上位10件の検索キーワードからランキングを作成しました。
上に示したのは、2013年に最も検索されたスマートモバイル関連のキーワード上位10件です。1位が「Surface」、2位が「Windows 8/8.1」と、米Microsoftのタブレット関連のキーワードが1位と2位を占めました。Surfaceについては、特に従来のWindowsアプリケーションが利用できる「Surface Pro」「Surface Pro 2」を検索する読者も多く、既存資産を生かしつつ、タブレットを活用したいという読者のニーズの高さが垣間見えます。TechTargetジャパンは2013年、こうした読者の意向を踏まえ、徹底レビューや導入事例などSurfaceやWindows 8/8.1関連の記事を幅広く掲載しました。
SurfaceやWindows 8/8.1タブレットのライバルである、米Appleの「iPad」は3位に入りました。企業に加え、最近では教育機関での導入も進みつつあるiPad。教育機関を対象とした読者調査では、授業用タブレットにおいて、導入数、導入意向ともにWindowsタブレットを抜いてトップとなりましたが、検索数では及びませんでした(参考:授業用タブレット、一番人気はiPad? それともWindows 8端末?)。
3位は「iPhone」、4位は「Android」と、こちらも定番のキーワードがランクイン。「Firefox OS」や「Tizen」といった“第3のモバイルOS”を模索する動きもありますが、iOSとAndroidの両雄がスマートフォン市場をけん引する状況は、しばらく続きそうです。
理論上は最大約7Gbpsという高速通信が可能な、“ギガビット無線LAN”とも呼ばれる次世代無線LAN規格「IEEE 802.11ac」が6位に入りました。米国電気電子技術者協会(IEEE)が米国時間2014年1月7日に、IEEE 802.11acを正式承認。今後は対応機器も充実していくと考えられます。スマートデバイスの通信に無線LANを使う企業や組織は少なくなく、そのことがIEEE 802.11acへの関心の高さにつながったと考えられます。
続く7位に入ったのは「iOS/Android用Microsoft Office」。Microsoft Officeとの互換性を高めたオフィススイートが登場したり、Appleが「iWork」の無償化に踏み切るなど、スマートデバイス向けオフィススイートには、ここ最近大きな動きがあります。とはいえ、「日常業務ではMicrosoft Officeを利用する」という企業は多いのも事実。Microsoftは、「Office Mobile for Office 365 subscribers」というiOS向けアプリケーションを提供していますが(国内では未提供)、「Office 365」のユーザー企業に限るなどの制限があります。検索数の多さは、「iOSやAndroidでも、純正かつフル機能のMicrosoft Officeを使いたい」という読者の声の大きさを反映したものだといえます。
2013年キーワードランキングのセキュリティ編で1位となった「モバイルデバイス管理(MDM)」が8位に入りました。端末管理の効率化やセキュリティ確保の基本的な手段として、引き続き関心が高いようです。
9位の「端末データ移行」は、機種変更などで新しいスマートデバイスへ乗り換えるとき、効率的なデータ移行の手段を探す読者が多く検索したと考えられます。10位には「iOS/Android用Webブラウザ」がランクイン。スマートデバイスで頻繁に利用するWebブラウザだからこそ、より自分のニーズに合ったものを使いたいという読者が多かったようです。
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