TechTargetジャパンでは、製品/サービスの技術や機能の基礎を解説する入門記事を多数公開しています。本稿では2013年公開の入門記事の中から、特に読者の関心が高かった記事をランキング形式で紹介します。
2013年はWindows 8.1の登場、そしてWindows XPのサポート終了カウントダウンと、Windowsが大いに盛り上がった年でした。また、タブレット端末やスマートデバイスの新機種も多数登場し、モバイルOSも注目されました。2位には「XP、7ユーザーのための『Windows 8.1入門」』が、3位には「iOS、Android、Windows 8はこう使い分けるべし」がランクインしています。
中でも、入門編で最も読まれたのは、スマートデバイス用の新OS「Firefox OS」に関する解説記事でした。Firefox OSは、Webブラウザの「Firefox」、メールクライアントの「Thunderbird」などを世に送り出した米国の非営利団体Mozilla Foundationの製品です。2013年6月に初の搭載スマートフォンが発売され、日本でもKDDIが2014年〜2015年ごろに発売するとうさわされています。「一足早い『Firefox OS』初心者用ガイド」では、Firefox OSが何かを5つの観点で解説しています。
4位にはSSDに関する記事がランクインしました。HDDと比べて処理性能が高いことから企業導入が増えているSSD。製品や提供ベンダーは増えていますが、使用法を誤るとメリットを得にくい場合もあるといわれています。「SSD導入前に“これだけは確認しておきたい”4つのポイント」では、SSDを賢く導入するポイントや、自社に最適なSSD製品を選択するためのコツを紹介しています。
2013年も仮想化/クラウド関連の記事は多く読まれたようです。入門編にも3本の記事がランクインしています。仮想化では、6位にデスクトップ仮想化の記事「基礎から知る、初めてのデスクトップ仮想化」、10位にサーバ仮想化の記事「CPU、ストレージはどう選ぶ? サーバ仮想化に最適なハード選びの基本」が、クラウドでは7位に「AWSを導入する上で知っておきたい基礎知識」が入りました。
10位の「CPU、ストレージはどう選ぶ? サーバ仮想化に最適なハード選びの基本」では、サーバ仮想化のソフトウェアではなく、サーバ仮想化環境で利用するハードウェアに着目している点が特徴です。サーバ仮想化で利用するハードウェアを選ぶ際には、サーバのCPU、メモリ、内蔵ディスク、NICなどのコンポーネント、また、ストレージについてもさまざまな選択肢が存在します。既にサーバ仮想化の本格的な導入に携わった人であれば既知の内容も多いと思われますが、これからサーバ仮想化を導入したいと考えている人には参考になる記事です。
Amazon Web Services(AWS)は、2013年も新サービスの登場が後を絶たず、クラウド業界をけん引しました。また、システムインテグレーター(SIer)やデータセンター事業者とAPI互換・相互接続をするなど、パートナー戦略にも積極的でした。この流れは2014年も続くと思われます。なお、「AWSを導入する上で知っておきたい基礎知識」は、連載「徹底解説! 初めてでも分かるAmazon Web Services」の第1回です。
2013年、Windows、モバイルOSに次いでホットな話題となったのは、消費税増税ではないでしょうか。わが国の消費税は、Windows XPのサポート終了と同じ2014年4月から8%にアップします。この増税は企業の経理処理にも少なからぬ影響を及ぼします。8位の「すいすい分かる!? 消費税増税」では、経理部の久保田君と橋本マネジャーという2人のキャラクターが、消費税の基本から「95%ルール」の変更までを分かりやすく解説しています。
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